ケンチク者

一応建築家、kisshのお気楽極楽おマヌケ話と時々マジメな諸考察&
木彫りのテディベア“アルダー”のワガママ大冒険&
スーパー裏から脱走した段ボールの叙情派仲良し日記。
おいしいもののブログじゃないハズなんだけどなあ。
おかしいなぁ、ドコで間違ったんだろう。
またの名を“バーグの達人”&“甘味処の達人”という。
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あれから2年
ご無沙汰です
 
もう2年か、まだ2年か 


今でも最初に女川の地盤沈下してドロドロの地に立った時のことを忘れない 
あれが2年前の5月 

ニオイ、空気、足の裏の感触 

全部忘れない 

今ではあれがなんにも無い状態 
建築制限がかけられて、法律的にあの場所に建物が建てられない状態 

あのとき最初に屋上にのぼって街を見渡して呆然としたあの4階建てのマンションも
多くの方が被害に遭われた街の中心の大きな病院も
かなり内陸の合同庁舎も
全部取り壊されて更地になってただの草っ原になった

住民的には 
もう住めない、なのか 
それでも住みたい、なのか 

行政的には 
住ませない、なのか 
住ませてあげられない、なのか 

建築家的には 
住みたい人には、住ませてあげれば良いのに、 
だったりする 
いざという時のことは覚悟の上で、 
いざという時は逃げればいいだけだもん 

もちろん次があったらまた流されるけれど 
それでも生活を元に戻す方がきっと大事 
じゃないのかなー、と思う 
だって、次なんて何時だか判んないんだもん 

来年なのか、 
10年先なのか、 
100年先なのか、 
1000年先かも 

少なくとも、 
なんにも無い荒れ地にしておくよりずっといい 

住まわせ方をあーでもない、 
こーでもない言ってたら、 
ずーっとあのままだし、 
なんにも決まらないって 

スゴイ額の予算もあるのに、 
ずーっと繰り越し予算のままだ 
使わない金には意味が無いし、 
使えないままの金にはもっと意味が無い 

どうなるのか、 
まだまだ見えないまま 
3年目に入る
あの時を忘れない
| kissh | 雑記 | 11:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
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