ケンチク者

一応建築家、kisshのお気楽極楽おマヌケ話と時々マジメな諸考察&
木彫りのテディベア“アルダー”のワガママ大冒険&
スーパー裏から脱走した段ボールの叙情派仲良し日記。
おいしいもののブログじゃないハズなんだけどなあ。
おかしいなぁ、ドコで間違ったんだろう。
またの名を“バーグの達人”&“甘味処の達人”という。
'07年度の良い音色々
ああ、もう07年もあと1日。
と言うことで今年のまとめとして、この1年間で聞いた音の中で、俺のお気に入りをいくつかピックアップしてみようかと。
順不同でジャンルごとに並べてみますよん。
まずはポップぽいモノから。
トップバッターはBrian Setzer Orchestraの“Wolfgang's Big Night Out”ですね。

コレはブライアンが超有名なクラッシック曲をスウィンギンでファンキーなロカビリーにしちゃった上、ビッグバンドでやっつけちゃった、というアルバム。
ベートーベンにモーツァルトにグリークにチャイコフスキーなど、誰でも一度は聴いたことがあるフレーズがビシバシ飛び出して来る上に、それがまた超カッコ良いアレンジでノリノリに展開されるのだ。

Meleeの“Devils & Angels”

去年のお気に入りアルバムにピアノロックのKeaneを挙げたんですが、今年もその手を一つチョイスしておこうかなと。
このMeleeもピアノが効いたロックで、メロディやコーラスがイイ感じに美しく聴きやすいし爽やか。
ColdplayやKeaneが好きな人は聴いてみて。
他にもAir Trafficの“Fractured Life”なんかも同系統のバンドの中では結構良かったな。

次はブルーズ行きまーす。
今年は昔の貴重音源が色々と再発されたり、発掘音源が出たりして困っちゃう年だったなぁ。
サヴォイ・ブラウンやチキン・シャック、テン・イヤーズ・アフター、Free、スティーヴィー・レイ・ヴォーン、リトル・フィート等々、もう好きなのばっかしで困っちゃうね、ホントに。
それがまた欲しくなる音源ばっかりナンだもんなぁ、全部買ってたら破産するよ〜(結構手に入れましたけどもね/笑)

んで。
元ウエストロードの山岸淳司がニューオリンズでやってる、ファンキーでスウィンギンで、ノリノリなブルーズバンド、パパグロウズ・ファンクの新作“Mr. Patterson's Hat”

コレがまた良いのですよ。
山岸のギターが熱い。
ノリが最高。

今年はねえ、70年代っぽいハードロックがもの凄く復権してきた年で、ZepやPurple、Black Sabbathみたいなバンドに影響を受けた若い世代のバンドが次々出てきて、それがまた高品質な良い曲を書いてて、俺の元々一番好きな系統だモンですからこれまた困っちゃう状況だったわー。
そんな中からまずはThe Answerの“Rise”を。

これはですね、王道です。
アイルランド出身という彼ら、まさにハードロックという勢いとノリとメロディとフックとリフを併せ持った驚異の新人バンドですな。
アイルランドの英雄、ロリー・ギャラガーのブルーズ色も見え隠れします。
今年の新人賞確定。

続いてBlack Stone Cherryの“Black Stone Cherry”ですな。

アメリカはケンタッキー州出身という彼ら、コレがもう豪快なサザンロックベースのヘヴィーなロックンロールで、レイナード・スキナードとメタリカを足して2で割った様にカッコイイ。
ドカドカと突き進む様はそりゃもう大騒ぎさってなモンで最高なのだ。

もう一個いっとこう。
The Swordの“Age Of Winters”だ。

このジャケの彩美な感じとサバスっぽいDoomな感じそのままのサウンドが聴けます。
美しくも重く遅く、メロディと言うよりはリフで聴かせるバンドですな。
カッコイイです。

他にもシン・リジィの現代版と言えるGriderとか、惜しくも解散しちゃったROADSTERとか、アメリカのバンドなのにジャーマンメタルなAvenged Sevenfoldとか、良いバンドが目白押しだった。

さてさてサバス、Doomと言う言葉が出たところでその手をもう一つ。
御本家のBlack SabbathもDioを入れて復活し、Heaven&Hellとしてツアーをやってる訳ですが、ハードロックと共にこういうサバスっぽいダークでDoomでサイケな音像を持つバンドもイッパイ出てきましたねぇ。
リーフハウンドレコードというレーベルがそれらをドサッと出してきたのですよ。
俺のお気に入りはWitchcraftの“The Alchemist”というアルバム。

コレがまた古い!
完全に70年代です。
60年代のサイケデリック・ロック、70年代英国プログレッシヴロックや、Fairport Convention等のトラッド/フォークからの影響も感じさせる陰影に富んだイーヴルなドゥームロックでして、聴けば聴くほど味の出る麻薬的サウンドは一聴の価値ありです。

他にもエレクトリック・ウィザード、ジェントルマンズ・ピストルズ、ウィンターズ、オレンジ・サンシャイン、ソニック・フラワーなどどいつもこいつもサイケでDoomで逝っちゃってるバンドばっかりで、ナンとも俺の琴線に触れる音ばっかりで幸せだった(笑)

さてお次はマイケミの登場です(笑)
My Chemical Romanceの“The Black Parade”でございますね。

大ヒットでしたねぇ、コレ。
Welcome To The Black Paradeのビデオ見て、おおおおおナンじゃこりゃー!カッチョ良いぞー!と思って買ったら大当たり、ポップでダークで適度にハードでパンクでメロディも良くて、クイーンのように大仰で、ピンク・フロイドのようにコンセプチュアルで、とにかく格好良かった。
ホントによく聴いたわー。

メタルいきましょう。
ナンと言ってもメタルの今年の一番は、北欧叙情ブルータルメタルの雄、Arch Enemyの“Rise Of The Tyrant”でトドメです。

シャーリー・ダンジェロ(b)とダニエル・アーランドソン(ds)による完全無欠のリズム隊、アモット兄弟による流麗なツインギター、そして女性なのにこの声!?と度肝を抜かれるアンジェラ・ゴッソウのデスヴォイス、しかも美人(笑)
もの凄くカッコイイのです。
ハマるんだなぁ、この音が。

続きましてはオランダ発のゴシックでシンフォニックでメランコリックなメタルバンド、Within Temptationの“The Heart of Everything”でございます。

9オクターブの声が出せるというVoのシャロンの声がとにかく美しく、シンフォニックかつヘヴィーなサウンドの中でキラキラと水晶のような輝きを見せ、伸びやかなソプラノと重厚な低音の差も見せつける様は圧巻の一言。
もちろんバックのギターなど演奏陣も凄腕なので安心して聴けるのです。
エヴァネッセンスの新作“Open Door”を聴くならこっちの方が数段上。

同型の女性ヴォーカルのメタルは俺的今年の流行りでして、Flyreafなんかもかなりメロディが捻くれているのだが、非常に高クオリティなサウンドだったので、次回作にも期待大なのです。

ちょっとインダストリアルにいってみましょうか。
やはりこの方面ではNine Inch Nailsの“Year Zero”が最高でしたねぇ。

相も変わらず内向的で内へ内へ向かう自虐的なサウンドなのは不変なんだが、今回は「世界の終わり」をテーマにしたコンセプトアルバムとのことで、ただ単に終焉を描くのではなく、一度破壊された後、新たな世界へと生まれ変わる変化の過程を表現しているのだそうだ。
が、そんなことはまああまり関係なくて、今回もNINの音はカッコイイ、ということだ。

インダストリアル系ではリンキンパークやミニストリーの新作もよく聴いたなぁ。
ミニストリーは解散前のラスト作とのことで、そりゃもう反ブッシュの凄いのヘイトミュージックをぶっ放してくれたので満足なのだ。

プログレ系いきまーす。
ナンと言っても今年の目玉はRUSHの新作“Snakes & Arrows”が素晴らしかった。

もうのっけからRUSH節炸裂で、ギターとベースとドラムスのユニゾンで♪ダカダカダダッ・ダッ・ダダッ・・・って(聴いてないとワカランなコレ/笑)始まるところからもう緊張感があって、メロディもたっぷり、テクニカルで複雑な展開も相変わらず、それでいてキャッチーで一緒に歌えちゃうところがRUSHの凄いところで、もう最高、としか言いようがない。
このお三方(ニール・パート、アレックス・ライフソン、ゲディ・リー)のコンビネーションはもう完璧というか、完成された他の誰にも真似出来ない孤高の域に達してる。
とにかく今ライヴが見たい一番の人たちなんだが、来日しないんだよなぁ・・・。

そして御大David Gilmourの“On An Island”である。

PINK FLOYD好きの俺にとっては、コレこそまあある意味待ちに待った新作なのである。
俺にとってのFLOYDはロジャー・ウォーターズじゃなくてデイヴ・ギルモアなのである。
兎に角ギルモアらしい叙情的なギターとメロディが満載で、最初から最後までじっくりと聴き込めば聴き込むほどに味のあるアルバムなのである。
FLOYDの盟友リチャード・ライトも参加しているし、なんとフィル・マンザネラやロバート・ワイアットといったプログレ界の大御所に加え、クロスビー&ナッシュまで参加しているこのアルバム、文句の一つもあろうハズもない、完全無欠・唯一無二の名盤と言っていいだろう。

そしてそして、そのアルバムを作ったメンバーでのツアーの模様を記録したDVDがDavid Gilmourの“覇響”だ!

もう何も言うことはありません。
コレは最高です。
観ろ!

まああえて言うとするならば、だ。
72年のツアー以来となるエコーズの完全再現や、シド・バレット(奇しくもこのツアー中にシドの訃報が伝えられたため、このDVDが追悼的な役割も果たした)時代の名曲をやっていることとか、圧倒的なステージングとその音の良さとか照明が凄いとか、まあ色々あるけれども、そんなことはもうどーでもイイことであって、ただただその素晴らしい音と映像に圧倒されちゃって下さい、ってところだ。

てことで、07年度の俺的ベスト、多いな(笑)
しかも節奏がないな(笑)
でも好きなモノは好きだし、イイものは良いのだ。

まあそんな感じで。
来年もいい音に出会えるとイイな、と。
| kissh | 音楽 | 17:43 | comments(2) | trackbacks(0) |
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デイヴ・ギルモア以外のジャケの傾向が非常に似ていると思いますw
しかし、デイヴがベスト、とは!きいてね〜w
(今年はずいぶんお世話になりました。ありがとー!)
| sato | 2007/12/30 6:18 PM |
sato様>>
傾向が似てる、と言うか真ん中に人物が入ってるジャケがたまたま多いんですかねえ(笑)
デイヴはとっても良いです。
基本的に順不同なので一番は決めにくいのですが、やっぱりデイヴなのかなぁ(笑)
思い入れだけは一番強いのは間違いないです。
| kissh | 2008/01/04 5:54 PM |









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